準備・参加・報告の各段階における作業内容

学生の皆さんがインターンシップへ興味を持ったらどうすればよいのでしょうか? このページでは、準備から終了後までのプロセスについて、各段階での作業内容や留意点などを交えながら紹介していきます。

参加希望
まず、いろいろな情報ソースを使って、どんな企業がどんなプログラムを持っているのか、調べてみましょう。はじめに、学校の就職指導担当部署を訪れて、学内にインターンシップ制度があるのか、あれば過去に参加した人は、どんな動機でどんな職場、仕事に携わったのか、聞いてみるといいですね。

調べているうちに、「やりたい!」という気持ちが膨れ上がってきたら、参加の準備を始めましょう。いつ頃、どのくらいの期間のプログラムなら参加可能なのか、どんな仕事、職場に惹かれるのか、アウトラインを考えておくといいでしょう。

学内ガイダンスに参加
あなたの学校でインターンシップのガイダンスを実施していれば、これに参加するのがベストです。ガイダンスでは、インターンシップのメリットや研修内容、募集方法などを説明します。これに参加して、インターンシップへのやる気、動機を確認します。

インターンシップに対して、受動的な態度で何かを期待していはいませんか。主体的に参加する意欲がないとせっかく参加しても実り少ないものになってしまったり、応募の段階で選考に通らなくなります。

職種・業種の選定
インターンシップの中には、職種別に募集しているものも多くあります。特に技術系職種では、研修の中で達成すべき課題をはっきり提示していることがほとんどです。同時に、参加学生の応募要件も明示されています。たとえばプログラミングスキルなどの専門知識や経験が必要かどうかが紹介されています。志望する職種に自分の資質や期待、知識レベルが合うか、考えてみましょう。

企業が出す応募要件の項目

  • インターンシップ参加意欲、就業体験意欲
  • 履修実績
  • 一般常識、社会常識
  • 専門知識・技術
  • パソコン操作・語学力(TOEIC・英検)など

学校・企業への応募
自分に適したインターンシップが見つかったら、応募要領を集めます。学校の窓口や企業のホームページなどを通じて、集めることができます。研修を体験したいと思う約3カ月前から、資料を集めるようにしましょう。早いところでは、実施の2カ月前に選考を始めるところもあります。

マッチング
どの学生をどの企業に受け入れてもらうかを、学校側がアレンジしてくれることもあります。つまり、企業の担当者から受け入れる学生の条件を聞き、それに合う学生を学校がコーディネートするというわけです。

企業に直接応募する場合は、選考過程がマッチングになります。企業によっては、応募できる部門や職種が複数選べる場合もあります。その中で、企業がふさわしい人を選び、ふさわしい職場にコーディネートすることになります。また、ぜひ経験したい仕事があれば、自分で積極的にアピールするのもいいですね。

事前研修
参加が決定すると、研修内容についての概要や参加にあたっての心構えなどを記された資料が配付されます。学校が窓口になっている場合は、インターンシップ参加者を集めた事前研修が行われます。

経験する職場、仕事、スケジュールが決まったら、自主的に準備することを勧めます。受け入れてくれる企業のビジネス環境はどうか、関連する新聞・雑誌記事やインターネット情報などを探して、理解を深めましょう。

事前にこうした準備を行っておくと、実習中、より多くの気づきを得ることができますし、経験の価値を高めることができます。また、興味が深まることで、インターンシップが待ち遠しくなり、積極的に取り組む姿勢が生まれます。

研修
いよいよ研修です。学生のみなさんは、企業で働いた経験がありませんから、最低限必要なことは、初日のガイダンスです。企業の業務内容、組織、各セクションの役割と陣容といった企業に関する情報およびビジネスマナー、具体的な作業の進め方などについて説明を受けます。

これが終わると、職場に配属されます。たいていの場合、1セクションに1名の社員が、学生の受入を担当します。担当者の方は、通常の業務以外にみなさんの指導をしていますから、みなさんは、自主的に作業を進めていくことが必要です。

与えられた課題に取り組む中で、わからないことや疑問点があったら、積極的に聞きましょう。また、受入担当者以外の社員の方にも積極的に挨拶をし、コミュニケーションを図っていくことを勧めます。セクションの業務全体を理解でき、企業の仕組みをより深く把握することができるからです。

企業や学校側からの要請で日報をつけることもあります。その日一日どんな研修を行い、どんな点に気づき、何を得、何を反省したか、などを記入しましょう。

研修の報告
ほとんどの場合、研修の最終日に報告会が行われます。これは、あなたが取り組んできた課題の成果を発表する会です。受入部署の社員や人事担当者などが参加します。ほかのセクションでインターンシップを受けた学生と合同で行うこともあります。

報告会では、課題の報告だけでなく、企業で働くことを実際に経験してどんなことに気づき、何を感じたか、そしてそれを今後どのようにしたいかについても伝えましょう。これが、あなたを受け入れてくれた企業に対する最大の恩返しにもなるのです。

同じ職場、同じメンバーで毎日仕事に取り組んでいると、問題点や特徴が見えにくくなってしまうことがあります。もしかしたら、あなたの目には、それらが映っているかもしれません。気づいた点を率直に伝えましょう。

終了後は、学校や企業に、感想やコメントを書いて報告します。同時に企業から、あなたに対する研修中の評価がフィードバックされます。なぜ、そのような評価を得たのか、自分の行動を振り返ると、その後の学習や、将来の就職先選び・キャリアを考える際に、非常に役立つはずです。